なんというタイトルではじめるのだ,と自分でも思っている.
とりあえずつらつらと語っていこう.
今日は短めなので目次は書かない.
「ヘッジファンド」,という組織がある.どんな組織かというと,「投資行動をして」,「儲ける」というただそれだけの組織だ.
ヘッジファンドは「ハゲタカ」とか言われたりもしたこともあるので,耳にされたことのある方は多いと思う.
ヘッジファンドの「ファンド」は「基金」であるが,「ヘッジ」ってなんだったろうか.
hedgeは,「生け垣」という意味で,そこから派生して「防御するもの」→「(掛け金の)分散によるリスク軽減」という意味に転じている.
彼らは,様々な投資先を選択することによって(多様化させることによって),リスクを分散しているのだ.
リスクについては勉強していないのでそこまで語ることはできないが,明らかに,「一つ」に頼るより,分散していたほうが,リスクは低くなる.経営の合理化などが叫ばれて久しいが,合理化というのは,じつはリスクをあげることにほかならない,とも考えられるのではないか.多様性を失わせることにほかならないので.
自発的対称性の破れ,という現象がある.素粒子物理学の分野で,南部先生が1961年に論文を出されている(2008年にノーベル賞を受賞).これは,簡単には「向きが揃うとより安定になるよ」というようなものだ.
最近,CERN/LHCにおいてHiggsが5シグマで「存在している」というデータが出た,と話題になったが,このHiggsによって(動きにくさとしての)「質量」があらわれるのは,「自発的な対称性の破れ」によってだと考えられている.
多様性を失うと,系に与えられる摂動が小さくなると考えられる.そのため,系は安定になる(のか? この時点での考えの表明にすぎない.あっているとは限らない).また,その「場」の中にいる粒子は制約を受ける.
「空気を読む」だとか,「いじめ」だとかいうものは,ここらへんとも関わってきそうな気がする.
「安定性」についても語りたいのだが,勉強不足により,後日にする.
熱力学第二法則とは絡めたいところだ.
物理について拙い理解しかしていないのが悔しい.
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