2012年7月18日水曜日

「逮捕保険」

「逮捕」と「保険」という組み合わせ,あるいは「逮捕保険」と調べても,「保険金詐欺」とか「保険金目的」の「殺人」とかそういうものしか出てこない.


しかし今日提案したいのは,「逮捕」されたときに支払われる「保険」についてである.

「逮捕」された「そのとき」の話はまだちょっと先…


前に「冤罪」について議論した(し尽くしたわけではない)が,明らかに,現代において「逮捕」はリスクである.
実名が報道されるなど,逮捕された時点で社会的に虐げられる.


「(国が)間違っている」,あるいは「間違っていた」ことがわかっても,刑事補償が受けられる,ただそれだけである.
有名な再審事件である,免田事件(政治経済や,現代社会で出てきますね!)のときには免田栄さんが30年以上死刑囚として囚われていたが,これに対して刑事補償として約9千万円が支払われている.
もう一度言うが,ただ,それだけである.

その間,獄中でなにもできなかったのに,である.
毎日,死刑が執行される可能性があったにもかかわらず,である.


免田事件の際には,免田さんが「年金が支払えていない」などということも問題になったと記憶している.
問題になるのは,やはり,「国が損失させた機会」を保障しないことであろう.
妻がいて,子どもがいたけれども,それらの生活が破滅的になってしまったかもしれない.


前回は,「国家機関」として「被疑者の無実を証明するもの」をおいたが,今回のは,「保険会社」が,その保険料を支払う,あるいは支払わないために,調査をしてくれるものを,ということである.
いや,これ国家機関のほうがいいんだけれど.お金なくても支払ってもらえる,ということでは.


まず,保険会社は,統計的解析などから,保険料を決定する.
高い方は申し訳ない.(払えない人への解決方法が必要!(文化的で最低限な生活,ではないか.
逮捕されない時間が増えると,保険料は減っていくだろう.

逮捕された時には,その身柄拘束期間に応じて,支払いが行われることになる.
それは,家族の生活費,勤務先で他の人を雇うにあたって発生する人件費,国に払うはずであったお金などを保障するものでありたい.

この保険料を支払わないために,「無罪」の可能性を十分に捜査する.

逮捕歴に応じて,「保険料」は上がっていく…


こうすると,事件が増えたりするのだろうか…景気が悪くなるに従って…


うーん.
ちょっとこんがらがってきたのでここまで.
今日のは宣伝しないことにしておこう.

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